リスモマシー~ゲームルール解説~

今回ルールを紹介するゲームはRithmomachy(リスモマシー,リスモマキア)というゲームです。

以前にも解説記事を投稿しましたが、諸事情により作り直すことになりました。

記事の最後にゲームルールとゲームキットのPDFを用意しているので、是非プレイしてみてください。

良ければ感想もお願いします。

Rithmomachyの歴史やプレイした感想などはこちらの記事をご覧ください。

ゲームルール

●コンポーネント
ボード:【縦16マスx横8マス】
駒:丸、三角、四角と、三種類の駒を重ねて作るピラミッドがあります。
【小】についてはピラミッドを形成するときに使います。

●勝利条件
自分の駒を動かし、特定の条件を達成したプレイヤーの勝利。
※勝利方法は、「完全なる勝利」と「小さな勝利」の2種類があります。

「完全なる勝利」
駒が3つ、縦横斜めに等間隔に並んだとき、もしくは等間隔に3角に配置されたとき、等差数列、等比数列、調和数列のいずれかの数列になっていること。
各数列については、最後にまとめます
※このとき、以下3つの条件を満たしていないといけません。
①数列は、敵陣で形成しなければなりません。
②数列を形成する駒は、必ず1つは自陣の駒を使わなければならない。
③等間隔に並んだときに、間に駒があったら条件は成立しない。

「小さな勝利」
・相手の駒を15個以上とる
・相手の駒を指定のポイント以上取る
白は黒を980ポイント以上取る
黒は白を1315ポイント以上取る
・事前に話し合って決めた、指定の数字をとる、例えば、1、2、3と決まったら
白の場合、25、36、81を取られたら負けになります。
※3点を組み合わせて勝利条件を増やしてもよいです。

●準備

下の図のように配置します。

配置図

五角形の駒はピラミッドです。

ボードの横に配置されている駒が下から積み上げられています。

●駒の動き

各駒の動きは図の通りです。
※白いマスが動かせる場所になります。
縦横の動きは、駒があったら移動できません。
ピラミッドは、積んである形の分、移動できます。
また、ピラミッドの中から駒を一個、分裂させて出すことができます。
その場合、ピラミッドの合計値は変動します。

丸の駒の動き
三角の駒の動き
四角の駒の動き
五角形の駒の動き

●駒の取り方
Meeting :自分の駒の行動範囲に、その駒と同じ値の敵陣の駒を入れる。
Assault :小さい値と、大きな値の、自分の駒と相手の駒の距離が
駒の値xマスの数、駒の値➗ マスの数に等しかったら、駒をとることができる。
Ambuscade :2つの駒の合計が2つの間に配置された敵の駒と等しい場合(敵の駒が両方の攻撃駒
の動きの範囲内にある場合)、敵の駒は取られます。
Siege :ピースが4つの側面すべてで囲まれている場合、それは削除されます。

Meeting
Assault
Ambuscade
Siege

ピラミッドについて
ピラミッドは、積んである駒の合計値と、それぞれの駒の値としても使えます。
黒のピラミッドの場合;64、49、36、25、16の駒にもなるし、190の駒にもなる。

取った相手の駒は、ひっくり返して場に出すことができます。
場に出して、すぐに相手の駒を取ることはできません。
駒を出すアクションは、1ターンとしてカウントされます。

●「完全なる勝利」の例
コマの値はA,B,Cで表している。

等差数列の例
(B‒A)=(C‒B)
A=1、B=8、C=15の例
(8-1)=(15-8)
(7)=(7)

駒、1、8、15は7の等差数列だということになる。

等比数列
(AxC)=(BxB)
A=4、B=16、C=64の例
(4×64)=(16×16)
(256)=(256)

値が同じになるので、4、16、64は等比数列だということになる。

等比数列の例
((A + C)xB)=(AxCx2)
A=3、B=4、C=6の例
((3+6)x4)=(3x6x2)
(36)=(36)

値が同じになるので、3、4、6は調和数列だということになる。
各勝利例の図を載せときますので、計算してみてください。

各数列の該当する値についてはこちらのサイトにまとめられているので
慣れるまで、コピーして確認しながらプレイすることをお勧めします。

Rithmomachy Glorious Victories

ゲームルールとゲームキット

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